Kato's Lab Tsukasa Kato PhD
Coping Flexibility に関する代表的研究成果
The Dual-Process Theory of Coping Flexibility
＊コーピングの柔軟性は、2つのコーピングプロセスによって構成されている。
＊Meta-Copingという概念を導入し、柔軟性のプロセスを説明した。
＊理論上、特に、慢性ストレス、慢性疾患に効果的
Coping Flexibilityの構成 (2012年版）
Evaluation Coping
実行したコーピング方略が効果的でなかった時、その方略の使用を断念するプロセス。それゆえ、コーピング方略の実行状況をモニタリングしたり、コーピング方略の効果を認識したり、個人が置かれている状況を把握したり、多様な方略を含んでいる。
Adaptive Coping
効果的でない方略の代わりに別のコーピング方略を考案し、実行するプロセス。このプロセスはEvaluation Copingによって再び方略が評価されることになり、望ましい結果が得られるまで、繰り返される（断念する場合もある）。
Meta-Coping
こうしたコーピングのプロセスは、meta-coping processと言い換えることもでき、The dual-process theory of coping flexibilityによって、コーピングの理論的研究に初めて体系的なmeta-copingの概念が導入された。
測定方法（2012年版）
Coping Flexibility Scaleを用いる。
PDF（Original version: English）
Coping Flexibilityの構成 (2020年版）
Abandonment Coping
実行したコーピング方略が効果的でなかった時、その方略の使用を断念するプロセス。
Re-Coping
効果的でない方略の代わりに別のコーピング方略を考案し、実行するプロセス。
Meta-Coping
コーピングの柔軟性のプロセスが適切に機能しているかモニタリングするプロセス。
測定方法（2020年版）
Coping Flexibility Scale-Revisedを用いる。
PDF（Original version: English）
PDF（Japanese version）
理論的枠組み（概要・展望論文）
Kato, T. (2015). The dual-process theory: New approach to coping flexibility. In M. A. Basinska (ed.), Coping flexibility with stress in health and in disease. Bydgoszcz: Wydawnictwo UKW (Uniwersytet Kazimierza Wielkiego). Pp. 21-40.
実証研究